みなさん、こんにちは。
オタクとは呼べないアニメ大好き心理師ピュシカです!
2024年10月から3期が始まるようで、とても楽しみです。
この作品は、深夜のコンビニ帰りに突然異世界に召喚されたナツキスバルが、死に戻り(タイムリープ)をができることに気づき、エミリアやレムなど全員が救われる道を探しながら辿るというストーリーです。
物語の中で描かれている人間関係の難しさや問題への立ち向かい方は、現実世界を生きる私たちにも通じる部分がたくさんあります。
例えば以下のような悩みには参考になります。
・仕事で大変と思っている案件をひとりでやらないといけない。
・家事をひとりでこなさないといけない
・育児を誰にも頼れない
今回は、「Re:ゼロから始める異世界生活」から学べる心理学についてご紹介します。
問題に立ち向かう術や人間関係における心理学が5分で読めます。
Re:ゼロから始める異世界生活ってどんな物語?
本作の主人公であるナツキ スバル(菜月 昴)は、不登校で引きこもりの17歳の高校生。
コンビニで買い物した帰りに、突然異世界へと召喚されてしまいます。
スバルが召喚された先は、人だけでなく亜人や獣人が共存している「ルグニカ王国」という場所で、現実世界とは遠くかけ離れた世界でした。
スバルは突然の異世界に驚きつつも、強い好奇心から街を散策しているところをチンピラに絡まれてしまい、たまたま通りかかったエミリアというハーフエルフの少女に命を救われます。
スバルはエミリアと行動を共にしますが、エミリアの容姿が400年前に世界の半分を闇に飲み込んだ凶悪なハーフエルフの魔女「サテラ」と似ていることを知ります。
そして、「ハーフエルフに関わると魔女教が暴れ出す」という長年の噂から、優しくて思いやりのあるエミリアが恐れられ嫌われていることを知るのでした。
そんなエミリアと生活を共にしていろんな人と出会っていくうちに、スバルは多くの問題に直面します。そして、ある事件をきっかけに、スバルは自分が命を落としてもタイムリープして蘇ることができる「死に戻り」の力があることに気づきます。
しかし、死に戻りの力のことを誰かに話そうとすると不思議な力に阻まれてしまい、誰にも相談することができません。
そんなスバルの周りでは絶えず事件が起きますが、死に戻りの力を持ったスバルは誰にも相談できずに1人で過酷な運命に立ち向かいます…。
【結論】どんな問題も誰かの力を借りて無理せず解決する
詳しい解説を始めるまえに、まずは本記事の結論からお伝えします。
それは、
「どんな問題も誰かの力を借りて無理せず解決することが大切」
ということです。
スバルの周りで起きる出来事は、どれも大きな問題ばかりです。
ときには自分の大切な人が命を落としてしまい、スバルはそんな残酷な運命を変えるために、何度も死に戻りの力を使いますが、さらに結果は悪化するばかり。
何度も失敗を重ねたことによってスバルは自分が無力な存在だと思い込み、とうとう心が壊れてしまいます。
そうなんです。スバルは真面目で優しく思いやりがある性格だからこそ、1人すべてを抱え込んで解決しようとしてしまうのです。
ですが、それは決して最善の解決方法ではありません。
場合によっては、あなた自身の心が壊れてしまい、もっと悪い結果につながってしまう可能性もあります。
この記事を読んでいるあなたも、きっと優しく真面目で、どんな時でも1人で頑張ってしまう方なのかもしれません。
それはとても素敵なことですが、問題を上手に解決するためには、他人の力を借りて自分に無理のない範囲で行動することが大切です。
リゼロから得られる3つの問題に立ち向かう術
その重厚なストーリーからは、長い人生を生きていくうえで大切な心理学がいくつも学べます。
ここからは、リゼロから得られる3つの問題に立ち向かう術について解説します。
一人で背負う強さは弱さでもある
リゼロのアニメ2期のなかで、未来を見通せる魔女「エキドナ」が弱りきったスバルに近づき、「あなたを励まして人生を観測するかわりに助言を与える」という魔女の契約を持ちかけます。
一見すると、困っている人に手を差し伸べる素晴らしい提案に聞こえるかもしれません。
ですが、エキドナという魔女はスバルに対して一方的に好意を抱いていて、この契約にはじつはこんな裏の意図があります。
助言を与えるという名目でエキドナの思い通りにスバルを操作したい
エキドナは、あくまでも弱りきっているスバルに都合の良い提案を持ちかけて、契約を交わすことで自分の欲望とを満たすことが目的だったのです。
アニメの中だけでなく、こういったシーンは私たちの生活の中でも多く存在しますよね。
例えば、あなたが1人でなにかを頑張らなければいけないとき。
・仕事で大変と思っている案件をひとりでやらないといけない。
・家事をひとりでこなさないといけない
・育児を誰にも頼れない
こんな風に1人で問題を抱えているときは、自分がとても孤独で無力に感じてしまい、その結果耳障りの良い言葉で近づいてくる人間を信用してしまいます。
孤独だからこそ、孤独な気持ちを共有できる不良グループと付き合い、自己顕示欲や承認欲求のために犯罪を犯し、最後には人に利用されてしまうこともあります。
リゼロでは、かつて6人の魔女を殺した嫉妬の魔女「サテラ」が、スバルと出会った際に何度も「私を愛して」と言います。
最初は「サテラ自身のことを愛してほしい」という意味なのかと思っていましたが、物語が進むにつれて、本当は「あなた自身のことを愛してあげて」という意味だったことにスバルは気づきました。
この意味に気づいたスバルは、1人で無理をすることをやめて、周りの人に頼って自分のことも大切にしながら解決できる方法を探し、最後には無事に解決することができました。
誰かの力を借りることの大切さ
正直なところ、スバルにはなんの力もありません。
敵を倒せる強力な体や魔力もなければ、優秀な知能を持っているわけでもありません。
ですが、スバルにはこれまで築き上げた大切な仲間がたくさんいます。
そこでスバルは、そのたくさんの仲間に自分の弱さを打ち明けて、自分のやりたいことのために協力してほしいと話し、みんなが快く協力してくれました。
じつは、この「他人の力を借りて問題に立ち向かう」ことこそが、本当の強さなのです。
人は自分の弱さを認めるのがとても苦手な生き物です。
自分で解決することが良いことになってしまい、他人に頼ることができなくなることがあります。
たしかに自分の弱さや良いところを素直に認めることは、とても勇気が必要かもしれません。
ですが、長い人生のなかでは誰かの力を借りないと解決できない問題はあります。
そんなときは、自分の気持ちを素直に打ち明けて誰かの力を借りながら問題を解決しましょう。
言葉にする
ここでいう言葉にするというのは、人に伝えるという意味ではありません。
人は言葉に出していくと、自分の頭の中だけで考えていることより、より深く自分の心の内が出てきます。その無意識の領域の気持ちや考えを言葉に出していきます。
この作業はひとりではできません。
人は、話しをしていて、「あれ?こんな話しをするつもりはなかったんだけどな」と思うことがあります。それは、無意識から意識に上ったことが、言葉に表れるからです。そしてその自分の言葉から気づきます。
ですから、言語化することが大切です。
①信頼できる家族や友人に話す
信頼できる家族や友人に話してみる。
日常会話をするように何気なく話し始めてみても、自分が何を自然に話しているかを意識して話すと、自分の気持ちに改めて気づきます。
②ノートに書く
自分の思いをノートにアウトプットすることで、頭の中で考えるよりは、客観的にみることができます。
こちらは、応急処置的な対処法です。
③カウンセラ-に話す
あなたが抱えている悩みや不安、想いを話すことによって、共に悩み、考え整理ができます。
言語化するのが難しい、誰かに自分の気持ちを話したい。
そんな時は、ぜひご相談ください。
無理せず人に頼ることが大切
今回は、大人気アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」から学べる心理学についてご紹介しました。
人生はうまくいかないことの連続で、誰かを頼ることが怖くなってしまうことも少なからずあります。
そんな時だからこそ、1人で抱え込まずに誰かに相談したり、一緒に問題に立ち向かいましょう、
もしも周りの誰かに話すことが難しいのなら、お問い合わせください。
参考・引用:アニメRe:ゼロから始める異世界生活season1.2より
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