「あなたは捜査対象です」突然そんな電話がかかってきたら、あなたは冷静でいられるでしょうか?
実際に今、この言葉をきっかけに、全財産を失う人が後を絶ちません。中には、8回にわたって合計12億円もの被害にあったケースもあります。
このように一度では終わらず、気づくまで何度もお金を取り続けるのが、今の詐欺の特徴です。
現在の詐欺は、単純な「騙し」ではありません。
・高齢者には「貯金をすべて」
・若い人には「借金をさせてまで」
ターゲットに応じて、徹底的に搾り取る仕組みになっています。さらに恐ろしいのは、「誰にも相談させない心理操作」です。「周りに話したら逮捕する」「これは極秘捜査だ」こうした言葉で、被害者を孤立させ、冷静な判断力を奪っていきます。
こんにちは公認心理師のピュシカです。今回は、急増している詐欺の実態と、心理的にどう人は追い込まれてしまうのか、そして防ぐためにできることをお伝えします。

なぜ人は気づけないのか?
詐欺に遭う人は、決して「特別な人」ではありません。
むしろ、
・真面目な人
・責任感が強い人
・ルールを守ろうとする人
ほど狙われやすい傾向があります。
特に「警察」を名乗られると、人は無意識に従ってしまいます。これは社会心理学でいう「権威への服従」という働きです。
さらに、
・急がされる
・不安をあおられる
・秘密を強要される
これらが重なると、人は正常な判断ができなくなります。

今の詐欺のリアルな特徴
・海外拠点で摘発が難しい
・一度始まると何度も搾取される
・ネットバンクで一気に送金させる
特に最近は、ネットバンクを持っていない人に、わざわざ開設させるという手口まであります。つまり、「知識がないから守られる」時代ではなく、知らないことがリスクになる時代です。

一瞬で見抜ける“偽物のサイン”とは
ここからは、もしもの時のために、覚えておくと安心です。本物の警察は、絶対にこんなことはしません。
・電話で「捜査対象」と伝える
・メッセージアプリで連絡する
・警察手帳や逮捕状の画像を送る
・突然ビデオ通話をしてくる
ひとつでも当てはまれば、それは詐欺の可能性が高いです。そしてもう一つ大切なことは、気づいても、そのままやり取りを続けてしまうことがある、という点です。不安や焦りの中では、人は「途中でやめにくくなる」心理が働きます。だからこそ、違和感に気づいた時点で一度止まり、誰かに相談することが重要です。

“もしも”の前に、今できること
もしこの記事を読んで、少しでも「不安だな」と思ったら、今すぐできる行動があります。
・家族にこの情報を共有する
・「怪しい連絡が来たら必ず相談」と約束する
・高齢の家族に具体例を伝えておく
特に大切なのは、「相談しても大丈夫」という安心感を事前に作ることです。詐欺は、人を孤立させることで成立します。逆に言えば、つながりがあれば防げる犯罪でもあります。もし誰にも相談する人がいない場合は#9110に相談したり、こちらのコメントにいれてみても大丈夫です。

最後に。詐欺の手口を知ることは、不安になるためではなく、自分と大切な人を守る力になります。どうかこの情報を、あなたの周りの人にも届けてくださいね。


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