※「ラストノート」は2026年7月~9月に日本で放送されたTVドラマです。
こんにちは、ピュシカです。
「ラストノート」最終回でした。
周りはハッピーエンドの中、主役が離れたり近づいたり、何だかじれったいと思った方も多かったのではないでしょうか?笑
恋愛においては、こういう心の動きも度々起こりますが、今回注目するのは恋愛の心の動きではなく、ストレスによって身体にさまざまな変化が起こる現象です。
私たちが普段、当たり前のように使っている五感。実は、これらの感覚もストレスと無関係ではありません。
では、強いストレスがかかったとき、五感にはどのような変化が起こるのでしょうか。
ストレスによる五感の変化
視覚
強いストレスや緊張状態が続くと、視界がぼんやりする、ピントが合いにくい、ものが見えにくく感じるなど、見え方に変化が出ることがあります。
これは、ストレスによって自律神経のバランスが変化したり、目や身体が緊張したりすることが関係する場合があります。
また、強い不安や緊張の中では、周囲に注意を向ける余裕がなくなり、
「見えているのに、きちんと見ていない」
ような状態になることもあります。
さらに強いストレスでは、現実感が薄くなり、目の前の景色がどこか遠く感じられることもあります。
ただし、ここで注意したいのが、原因のストレスに心あたりがあっても、
「ストレスが原因だから大丈夫」
と自己判断しないことです。
ストレスをきっかけにした視覚の変化であっても、突然の視力低下や視野の欠損などがある場合は、早急に眼科を受診する必要があります。
心と身体はつながっています。
だからこそ、心理的な原因が考えられる症状であっても、身体の異常を確認することは大切です。

聴覚
聴覚も、ストレスの影響を受けます。強い緊張状態にあると、普段は気にならない音まで大きく感じたり、人の話し声が耳に入ってこなかったりすることがあります。
反対に、周囲の音が遠く感じられるようなこともあります。これは、ストレスによって身体が緊張状態になり、脳が「危険かもしれないもの」に注意を向けやすくなることとも関係しています。
例えば、仕事で強い緊張が続いているとき。
いつもなら気にならない電話の音や話し声にイライラしたり、反対に、誰かに話しかけられても内容が頭に入ってこないこともあります。
さらに強いストレスを受けたときには、耳鳴りや耳が詰まったような感覚が出ることもあります。
ただし、突然、片方の耳が聞こえにくくなった場合は別です。
ストレスがきっかけになっていたとしても、突発性難聴などが起きている可能性があります。
「ストレスのせいだろう」
と数日間様子を見るのではなく、突然聞こえ方が変わった場合は、できるだけ早く耳鼻咽喉科を受診してください。
ストレスが原因かもしれない。
でも、だからこそ早く確認する。この視点が大切です。

嗅覚
そして、今回の「ラストノート」で描かれていたのが嗅覚です。強いストレスが続くと、匂いを感じにくくなったり、匂いの感じ方が変わったりすることがあります。
ストレスがかかっているとき、私たちの脳は目の前の危険や問題に意識を集中させます。
そのため、普段なら自然に感じ取っている香りへの注意が向きにくくなることがあります。
また、強い心理的ストレスによって、感覚そのものがいつもと違って感じられることもあります。
だから、
「好きな香水なのに、今日は何も感じない」
「いつもなら分かる匂いが分からない」
ということが起こる場合があります。
まさにドラマの主人公のような変化ですね。
ただし、突然、嗅覚がなくなった場合には、ストレスによるものだと決めつけないことも大切です。
嗅覚は、身体の状態を知る手がかりにもなります。
「ストレスが強かったからかな」
と思っても、症状が急に現れた場合や続いている場合には、耳鼻咽喉科などで確認しておきましょう。

味覚
味覚も、ストレスの影響を受けます。
強いストレスが続くと、食欲がなくなったり、反対に食べ過ぎたりすることがあります。
そして、「何を食べてもおいしく感じない」ということもあります。
ストレスによって自律神経のバランスが変化すると、唾液の分泌などにも影響し、味を感じにくくなることがあります。
また、心理的な負担が大きいと、食べ物そのものに意識を向ける余裕がなくなります。
目の前に大好きな料理があっても、頭の中が仕事のことでいっぱいなら、
「何を食べたのか、よく覚えていない」
なんてこともありますよね。
つまり、味覚そのものだけではなく、
「味を受け取る側の心の状態」
も関係しているのです。ただし、突然味覚がなくなった場合や、味覚の変化が続く場合は、ストレスだけが原因とは限りません。
特に、突然の味覚異常に加えて、顔や手足のしびれ、ろれつが回らない、言葉が出ないなどの症状がある場合は、すぐに救急要請が必要です。
「ストレスが原因かもしれない」
と思っても、急な身体症状は放置しない。これは五感すべてに共通することです。

触覚
最後は、触覚です。強いストレスがかかると、触られていることに気づきにくくなったり、触れられた感覚がいつもより弱く感じられたりすることがあります。
たとえば、
「腕に触れられたのに、触られたことにすぐ気づかなかった」
「服が肌に触れている感じが、いつもより分かりにくい」
「温度や肌触りを感じにくい」
といった変化です。
強いストレスが続くと、脳は目の前のストレスや危険に意識を集中させます。
そのため、普段なら自然に感じ取っている身体からの情報に、注意が向きにくくなることがあります。
さらに、非常に強い心理的ストレスを受けたときには、自分の身体に触れている感覚そのものが、どこか遠く感じられることもあります。
これは、心が強いストレスから距離を取ろうとすることで、身体感覚の感じ方にも変化が起こることがあるためです。
つまり、触覚そのものがおかしくなったというより、心への負荷によって、
「身体から受け取る感覚の感じ方」
が変わることがあるということです。
ただし、触覚が突然、明らかに失われた場合や、身体の一部分だけ触られても分からない状態になった場合は、ストレスだけが原因とは限りません。
特に突然の感覚の消失に、手足の動かしにくさ、ろれつが回らない、顔の片側が下がるなどの症状が伴う場合は、すぐに医療機関への受診が必要です。
その身体の変化、心が教えてくれていること
こうして見てみると、ストレスは「気分が落ち込む」「イライラする」という心の変化だけではありません。
見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる。私たちが普段、当たり前だと思っている感覚にも影響することがあります。
だからこそ、「最近、なんだかおかしいな」と思ったときには、心の状態にも目を向けてみましょう。
仕事の緊張が続いていないか。人間関係で気を張り続けていないか。
休んでいるつもりでも、頭の中ではずっと何かを考えていないか。
心が強いストレスを受け続けていると、身体が先に教えてくれることがあります。ただし、ストレスだけとも限りません。
ストレスがきっかけになっている可能性を考えながら、急な症状や気になる変化があれば、まずは医療機関で身体の状態を確認しましょう。
そのうえで、もし身体には問題がないのに症状が続いているなら、今度は心の状態にも目を向けてみます。
心と身体、どちらか一方だけを見るのではなく、両方から見ていくことが大切なことです。「ラストノート」では、匂いを感じられなくなったことが物語の中で描かれていました。
ドラマから、「ストレスって、五感にまで影響することがあるんだ」そんなことを少し覚えておいてもらえたらと思います。
身体に変化が現れてから、「あのとき、もっと自分のことを気にかけていれば」と気づくこともあります。
だからこそ、身体だけではなく、自分の心の状態にも目を向けておきたいものです。仕事や人間関係で無理をしていないか。
本当は、何を感じているのか。一人で考えていると気づきにくいことも、誰かと話すことで、言葉になっていなかった気持ちに気づくことがあります。
そして、気づいたことを言葉にすることで、これからどうしていきたいのかが見えてくることもあります。
身体に変化が出てからではなく、その前に。
今の自分を知り、これからを変えていくために、心にも目を向けてみませんか?


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